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リーマンショック級が起きた時どうなるか、どうするか(US配当株編)

US配当株の投資をやっている身として、株式市場が暴落した際に最も重要なことは以下の2点と考えています。

  • 投資している銘柄が減配をしない(無配や倒産は言うまでもなく)
  • 保有株をひたすら保持し続けられる

 

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まず1点目ですが、これがやはり一番重要だと思います。どんな状況であれ配当が減ることがなければ、インカムゲインを得ていくプランに影響がないからです。

これは最近のケースで考えると、リーマンショック中も以前と変わらず連続増配を続けていた会社を選べば大体間違いないと言えます。あと考慮するとしたら、今後も数年~数十年にわたって普遍的に存在し続け、微増でもいいので収益を増やしていけそうな会社を選べばよい、ということになります。

100年に一度のショックと言われているリーマンショックで減配しなかった会社が今後減配するような状況が発生したとしたら、それはもう腹をくくるしかないかなと私は思っています。

 

2点目は、US配当株投資に行きついた人なら恐らく難しいことではないと思います。キャピタルゲイン目的ではなく、インカムゲイン目的の考え方に軸が固まっているため、価格が下がっても狼狽はしないし、それによる売りもしないからです。

とは言っても、自分の株式の評価額が給料の何ヶ月分、何年分もの損失額を示していても泰然自若でいられるかは人それぞれでしょうし、ある程度の気持ちの準備が重要です。

 

ポートフォリオの最終的な候補の銘柄を選ぶ

前述の1点目の観点について、私が今後ポートフォリオに残していきたいと思っている銘柄はだいたい以下になります。色の意味は後述します。

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U.S. Dividend Championsのサイト等から、これら以外にも何十年にわたって連続増配を続けている会社はたくさん見つけられるのですが、全てを調べている時間はないので、普通に知っているこのあたりの銘柄を候補にしています。

株式投資をある程度楽しみながらやっているため、他にも投資をしてしまう局面がこれからもあると思いますが、最終的にはこれらの銘柄を中心に固めていければと思っています。

ちなみにこれらを全て同額購入した状態だと全体の配当利回りは3.9%程度、税引き後で3.1%になります。税引き後で3.5%程度(税引き前で4.3%程度)を得られるようにするためには、今よりもう少し利回りがよい=株価が下がったところで購入していく必要があると言えます。

 

リーマンショックを振り返って今後に備える

前述の2点目(保有株をひたすら保持し続けられる)については、この数年で最も下落が激しかったリーマンショックを振り返っておくことが必要だと思っています。

自身の評価額が大体どれくらいのマイナス額を示すことになるのか、またそのような状況では上記の銘柄はどのような配当利回りになっているのか、このような点を想定しておくことは、いざそのような状況がまた起きたときの備えになります。

 

以下の表は、先ほどの表にリーマンショック時のデータを追加したものです。数字は2009年を通しての株価と配当額を記載しています。(そこまでの厳密さは気にしていないので、各銘柄の数字の取得時点は2009年の中でばらけています)

一番右の仮想配当利回りは、万が一、今の配当のままリーマンショック時の価格まで下がった場合の配当利回りの数字になります。

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この表の中から、以下のポイントが読み取れるかと思います。

  1. これらの銘柄で、今(2017/4時点)の平均の配当利回りが3.85%であるのに対して、2009年は4.24%だった。これは思ったより差がないと感じました。
  2. これらの銘柄で、リーマンショック時は今と比較して平均で株価は33%下落していた。評価額が2/3になるということです。私のケースで言うと、総投資額が3,000万円ほどと考えると、マイナス1,000万くらいの状況になりうるということになりますが、こう考えておけば、たぶん狼狽もせず保持したままでいける気がします。
  3. 仮に今の配当のままリーマンショック時まで株価が下がると平均の利回りは5.67%になる。こういう状況が来ないとも言えないので、想像はしておく必要があります。近いうちに起きてくれれば有り難いですね。まあそういう時は大体不景気になって本業の給料が下がったりしているわけですが・・。
  4. 銘柄によって、リーマンショック時でも、配当利回りが今と同じ、今より高い、今より低い、といった感じで様々で、それにより、ある程度グルーピングができる。これが4つの色付けになります。

 

銘柄ごとに投資をする株価を想定しておく

4点目について少し細かく見ていきます。以下の4つのグループに分けています。

 

①オレンジ・・今時点で配当利回りが4%台の高配当銘柄群

これらは主に通信・電力系です。今の配当利回りは4%半ばですが、暴落時には5%台、うまくいけば6~7%台で買えることを意識しつつ、定期的に下がったところを購入していく銘柄群としています。

もちろん6~7%台で買えればベストですが、そうもいかないので、できるだけ4%後半~5%台の時に買っていけるとよいなと思っています。

株価自体の下落率を見ると大体30%台で下落しています。防御系の銘柄と言われますが、落ちるときは他の銘柄並みに落ちていると言えます。

 

②緑・・今時点で配当利回りが3%台半ばで、リーマンショック時より大幅に利回りがあがっている銘柄群

IBM、エクソンモービル、ターゲットが対象です。これらはリーマンショック時には1~2%前半だった利回りが、この10年弱で3%半ばまで上昇した銘柄になります。(ターゲットは最近の下落でさらに4%台に突入していますが・・)

これらの銘柄は、リーマンショック時の利回りを考えると今からさらに買っていってもいいかなとも思えるのですが、やはりできれば4%前後での購入にしたいので、何らかのイベント等で急落した局面で買っていきたい銘柄として見ています。

エクソンモービルやターゲットは既にリーマンショック時の株価と同水準まで落ちてきています。一方で増配は続けているため、配当利回りが高くなっている状況です。今後はいかに増配を続けられるほどの利益を確保できるかがポイントで、そういう意味でこの一覧の銘柄の中では数少ない注視が必要な銘柄とも言えます。

 

③青・・連続増配40年以上の大御所の銘柄群。今時点で配当利回りは2%後半~3%前半で、リーマンショック時も利回りはあまり変わらなかった銘柄

P&G、J&J、コカ・コーラ、マクドナルド、ペプシコが対象です。いずれもUS配当株投資では定番として出てくる銘柄です。最近は株価が好調な状況なので、私はいずれもまだ買えていません。

実はこれらの銘柄はリーマンショック時も今とそれほど利回りは変わりませんでした。(私の調べ方が間違っていたらすみません)

配当が今と同水準のまま株価がリーマンショック時ほどまで下がった場合は、これらの銘柄も5%前後まで配当利回りが上がります。ここまでの高利回りはそうそう期待できないと思いますが、これらの銘柄は鉄板である故に利回りがそれほど高くないため、これらをいかに4%前後のところで買っていけるかが強固で高利回りのポートフォリオにするために非常に重要なポイントになると思っています。

 

④色なし・・その他の銘柄群

これらは個別に獲得戦略を考えていく銘柄になります。

フィリップモリス、シェブロン、アルトリア、エマソン・エレクトリックはリーマンショックの中でも連続増配を続けていた会社なので、あまり深くは考えず、株価が下がって利回りが4%半ば程度の株価になったところを買って行きたい銘柄としています。

グラクソ・スミスクラインとアッヴィは連続増配の銘柄ではないのですが、個人的に好きな銘柄でかつ高配当なので入れています。こちらも4%半ば程度の株価で買えればベストと思っています。

最後にPFFですが、これは今時点では他の銘柄と比較して利回りが抜けて高いので、全体の配当利回りと配当額を大きくするためにも比率を多めにしていく予定です。金融株中心の構成なので、金融関連のショック時には滅法弱いのですが、そのリスクは取るしかないかなと思っています。

 

ということで、今後に向けて

もし2008~2009年みたいな状況が再び訪れ、上記のような配当定番銘柄でさえも軒並み6~7%の利回りになったら話は難しくないんですが、そんな状況は20年後まで来ないかもしれません。一方で来年にすぐ来るかもしれません。

一定枠の資金をもとに毎月定期購入をしている身としては、そのような状況は早く来てくれることにこしたことはありません。このまま行くとその一定枠の資金は数年後にはすべて購入に当てられてしまいますので。

ただ暴落の時期は少なくとも私は予測ができませんし、他の誰かが予測したとしてもそれを信じてひたすら待つこともできません。ですので、今回書いたように、各銘柄ごとに以前の暴落時の配当利回りや今の株価との下落の程度を参考にしつつ、今後も引き続き買える水準の銘柄を毎月定期購入していきます。あとはその中で暴落を待つだけです。